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May
23
2014

読みやすい「古事記」で神話の世界を旅しよう

「全国一之宮めぐり」で神社の参拝記を書くようになって、参考文献に読むようになったのが日本神話や神様の本。
そうして結局たどりついたのは「古事記」の世界でした。
そもそも「古事記」は、ネットでも「面白い本」としてよく名前が挙げられているように、単純に読み物としても楽しめます。
そこで今回は、私たちが読んできた「古事記」の関連書を何冊かセレクトしてみました。
個性豊かな神様たちの楽しい世界を、ぜひ味わってみてください。

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「古事記」とは

「古事記」とは、8世紀の初めに成立した日本最古の歴史書で、簡単に言えば、日本の国の成り立ちを神話の時代からまとめたもの。
天武天皇の命によって、稗田阿礼が誦習していた天皇の系譜や古い伝承を、太安万侶が書き記したと言われています。
上つ巻(序・神話)、中つ巻(初代から十五代天皇まで)、下つ巻(第十六代から三十三代天皇まで)の3巻で、かなりのボリュームがあります。
これを暗誦していたという稗田阿礼は、一度見聞きしたことは忘れないという超能力の持ち主。
いわば古代日本のインデックスさん。
わたしの名前はひえだのあれっていうんだよ。

まずは「超楽古事記」で日本神話に親しもう

超楽!  古事記    国生みから日本建国までマンガで読む歴史書 (単行本コミックス)最初にオススメしたいのが、庭猫もるさんの「超楽古事記」です。
タイトルの通り、「古事記」を、ものすごくゆるーい感じでマンガにしたもの。
神話時代から初代神武天皇即位までを、スーパーざっくり描いてあります。
ボケ・ツッコミのノリが現代的で、絵は萌え絵イラスト調でかわいい。
アマテラスは完全に萌えキャラですし、コノハナサクヤ姫なんて、ニーソ履いてるし。笑。
ゆるい感じながら、古事記の有名エピソードはしっかりおさえてありますし、ややこしい話をバサッと簡潔にまとめてしまっているところが読みやすくてgood。
アマテラス、スサノオ、オオクニヌシ、タケミカヅチ、ニニギノミコトなど、ゆめのりょけんの一之宮めぐりでもおなじみの神様たちが、若くエネルギッシュ、でもどこか軽いノリで活躍します。
シュクルが一番好きなのは、浮気を疑われたコノハナサクヤ姫が、炎の中で出産するくだり。
オチのコマは、何度見ても笑えます。
くすっと笑いながら読めて、神様に親近感がわく、そんな本です。
この漫画で神様のイメージ化ができるだけでも神社めぐりが超楽しくなりますよ。

「まんがで読む古事記」で全体像をつかむ

まんがで読む古事記 第1巻同じく「古事記」の漫画バージョンながら「超楽古事記」とは全く違った趣なのが、久松文雄さんの「まんがで読む古事記」。
サーチライトが越後一宮・彌彦神社へ初詣をかねて厄払いに行った時に、待合室に置いてありました。
おそらく、小学校の図書館に置くような、子供むけに作られた本だとは思うのですが、すごくクオリティが高い本です。
絵は劇画調で、アマテラスなんかはまさに美女という感じですし、スサノオはいかにも暴れん坊の風貌で、キャラクターの描き分けがものすごくはっきりしているのが、文字だけの「古事記」と決定的に違う点でしょう。
原作にかなり忠実で、面白おかしく茶化す感じがない真面目で本格的な漫画。
わくわくはらはらしながら読める、大人が読んでもおもしろい「古事記」だと思います。

目標は「現代語古事記」にチャレンジ

現代語古事記: 決定版 漫画で古事記のイメージをつかんだら、最終的に読んでおきたいのが竹田恒泰さんの「現代語古事記」。
この本が昨今の古事記ブームの火付け役と言ってもいいでしょう。
著者の竹田恒泰さんは、旧皇族・竹田宮恒徳王の子孫で、明治天皇の玄孫にあたります。
東京オリンピックの招致スピーチで有名になった日本オリンピック委員長・竹田恒和氏のご子息でもあり、近年、多くの著作や講演でメディアへの露出も多いので、ご存じの人も多いと思います。
この本は、タイトル通り「古事記」の現代語訳で、神話をきちんと読んでおきたい人むけの本です。
「古事記」には、たくさんの神様や天皇が登場するので、読んでいると「誰が誰だったっけ?」な状態になるのですが、注釈や解説が充実しているので、内容を理解しながら読み進めることができます。
個人的には、神話部分だけでなく、歴代天皇について読むのが実は初めてだったので、新鮮でした。

「日本の神話と神様手帖」もおすすめ

日本の神話と神様手帖 あなたにつながる八百萬の神々「古事記」特集の今回は選外となりましたが、日本の神話を知りたいなら、「日本の神話と神様手帖」もおすすめです。
日本の神話と、神話に登場する神様たちについて書いた秦まゆなさんの本。
日本神話の有名な話をおさえつつ、有名な神様たちを知ることができて、神社めぐりの相棒にぴったりです。
とてもわかりやすく書いてあるので、予備知識が無くてもすいすい読めるのもこの本のいいところ。
古事記の全訳を読むとなるとなかなかヘビーな量ですが、この本なら手軽に手にとって日本の神話を知ることができるので、入門編としてもおすすめです。
【関連記事】 神社めぐりが楽しくなる!「日本の神話と神様手帖」

「古事記」はおもしろい

考えてみれば、世界中に神話というのはあって、それぞれの民族のルーツや国の成り立ちが遥か昔から語り継がれているわけです。
そして、それがずっと語り継がれているのは、もちろん民族的アイデンティティや歴史的価値も大きいと思うのですが、何より一番の理由は、それがおもしろいからなんじゃないかと思うのです。
ギリシア神話や北欧神話をモチーフにした作品が、ヨーロッパのオペラ・文学に限らず、日本の漫画・アニメ・ゲームにあれだけあふれているのも、おもしろいから。
今回、改めて「古事記」をいろいろ読んでみて感じたのも、普通に読み物としておもしろいということでした。
個性豊かなたくさんの神様たちが、結婚したり喧嘩したり戦ったりしてるんですから、面白くないわけがない!
面白くて、日本の国の成り立ちも知ることができる「古事記」を、ぜひ読んでほしいと思います。

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