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Sep
11
2014

「宇治茶と源氏物語のまち」で極上抹茶スイーツを

前回の続き、宇治半日観光の後編です。
京都府宇治市のキャッチフレーズは「宇治茶と源氏物語のまち」
そのフレーズどおり、宇治は「源氏物語」五十四帖の最後を締めくくる「宇治十帖」の舞台となった地です。
宇治橋西詰の「夢浮橋ひろば」には、作者・紫式部の石像がありました。
この広いデコといい、ぶっくりした顔立ちといい、いみじく見覚えが...。
そんなシュクルに瓜二つの紫式部に挨拶をして、源氏物語ゆかりの「さわらびの道」から宇治上神社へ向かいます。

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世界遺産「宇治上神社」に参拝

宇治橋東詰から宇治上神社までは、歩いて10分ほどの距離。
宇治上神社は「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産に登録されています。
祭神は、応神天皇・仁徳天皇・菟道稚郎子命(うじのわきいらつこのみこと)。
応神天皇は、確実に実在が認められる最初の天皇です。

宇治上神社

宇治上神社の本殿は、現存する神社建築の中では日本最古のものとされています。
しかし、残念ながら本殿は現在修復工事中で、仮本殿が設置されていました。
境内には「宇治七名水」の一つ「桐原水」も湧き出ていますが、そのまま飲むことはできないそうです。

本殿は修復工事中でした

宇治上神社の境内は思っていたより広くはなく、見所もそれほどあるわけではないので、参拝はすぐに終わります。

「源氏物語ミュージアム」は快適な穴場

宇治上神社からさらに「さわらびの道」を進むと、しばらく緑豊かな遊歩道になり、その先に「源氏物語ミュージアム」があります。
ちょうどトイレに行きたかったこともあり、ぶらりと中に入ってみると、エアコンがひんやり効いてて超快適空間。
はー、癒される。しばらくここを離れたくない。
ということで、観覧料500円を払って、エアコン休憩がてら見学することにしました。

源氏物語ミュージアム

館内の有料ゾーンは「平安の間」「架け橋」「宇治の間」「映像展示室」「物語の間」「企画展示室」の6エリアに分かれ、無料ゾーンにはカフェやミュージアムショップなどがあります。
展示は映像や模型が多いので、物語に興味が無くてもけっこう楽しめます。
そして嬉しいことに、一部展示室を除いて写真撮影OKでした。

碁の指南役は佐為でしょうか?

源氏物語ミュージアムの一番の見どころは、「宇治の間」の物語シアター。
展示室全体が劇場になっていて、実物大セットと紗幕と光の演出で、宇治十帖の名場面「薫の垣間見」「管弦の宴」「匂宮と浮舟」を再現しています。
また、「映像展示室」では30分ごとに2本の本格的な映画が上映され、宇治十帖の世界を味わうことができます。

宇治十帖の名場面を再現

こうして源氏物語ミュージアムの鑑賞は、意外に充実の約45分。
源氏物語は序盤の大筋程度しか知らず、「宇治十帖って『ヒカルの碁』の北斗杯編みたいなものでしょ」くらいに思っていたわりには、興味深く見学できるミュージアムでした。
なにより、訪れると源氏物語をしっかり読んでみたくなります。
古典ファンならいっそう京都観光の穴場でしょう。

「中村藤吉本店」の抹茶スイーツで締めくくり

さて、宇治観光をひととおり終えて、JR宇治駅前の「中村藤吉本店」まで戻ってきました。
麻ののれんをくぐって店内に入ると、相変わらずカフェの空席待ちですごい人気。
空席待ちはカフェ入口の紙に名前と人数を書いて待つシステムで、順番になるまで店内の売店を覘いたり立派な中庭を見たりして時間を潰します。

中村藤吉本店

「中村藤吉」は1854年創業の茶商。
創業以来、煎茶や玉露の味わいを追い求め、天皇への御茶献上や茶道家元から茶銘を授かるなど、宇治茶を代表するブランドです。
茶商というのは、茶農家から良質の茶葉を厳選して仕入れ、茶葉に適した火加減を見極めて仕上げ、相性のよい茶葉をブレンドして出荷する仕事。
各工程で熟練の目利きが必要になるわけです。

立派な中庭を見ながら待つこと50分

代々当主は「中村藤吉」を襲名し、戸籍を改名するそうで、現在の当主は6代目。
現当主は宇治茶を使ったスイーツの開発に力を入れ、2001年に重要文化財の本店を活用したカフェを開業すると大ヒット。
茶葉の目利きだけでなく、流行の目利きにも優れていたんですね。

中村藤吉の名物「生茶ゼリィ」

中村藤吉カフェのイチオシメニューは「生茶ゼリィ」。
宇治抹茶がたっぷり練りこまれた生抹茶ゼリーと抹茶アイス、さらに白玉とあんこが青竹の器に盛られて720円。
全体的な印象は、ゼリーというよりパフェですね、これは。
主役の生茶ゼリーはつるつるもっちりとした食感で、すげーうまい。
そして見た目以上にボリュームもたっぷりで、青竹の底までぎゅーっとゼリーが詰まっています。
これは、50分待った甲斐があったよ。
食べるのは10分かからなかったけどね。笑。

京都駅で合流して帰路へ

そんなわけで、今回の48時間・弾丸京都旅行記も、宇治の前後編にて締めくくり。
京都駅で「紫式ぶく」シュクルと待ち合わせ、ポルタでお土産の生八ツ橋を買って、新潟への帰路に就きました。

京都土産に生八ツ橋を買って

今回紹介してきたように、夏の京都は熱中症の恐れもあって、いちいち休憩が必要になるタフな旅先です。
そのため、名所を効率よく回るという観光は期待できませんが、まあ、今回は実質タダの京都旅行だったわけですし、そこまで贅沢は言いますまい。
無事に新潟に帰ってシュクルに写真を見せると、「わたしずっと仕事してたのに一人だけずるい」と涙目なので、近々また京都に訪れようと思っています。
「油照りの京都」はもう十分だから、今度は「底冷えの京都」を体験してみようか。笑。

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