弾丸京都旅行2日目。
この日の紅葉観光の舞台は、ゆめのりょけんでは初登場になる「嵐山」です。
貴族たちの別荘地だった嵐山の紅葉は、和歌にも多く詠まれ、平安時代の紅葉狩りは嵐山が中心だったといわれています。
京都でも屈指の紅葉スポットだけに、秋の休日には混雑必至の嵐山ですが、この日は平日のためか、雨のためか、思ったより空いていて普通の混雑程度。
今回は、そんな嵐山のみどころをざっくり紹介します。
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嵐山へのアクセスは電車がおすすめ
京都中心部から嵐山へのアクセスは、電車に乗るのが一番お手軽です。
京都駅からなら、JR山陰本線(嵯峨野線)で嵯峨嵐山駅まで、時間にして20分前後、運賃にして240円。
1時間に4本程度の電車があるので適当に京都駅に行っても大丈夫ですし、京都駅からの始発になるので運がよければ座ることもできます。
また、宿泊先の近くに嵐電の駅がある場合には、嵐電もおすすめ。
電車の本数が多く、運賃も安くて、嵐電嵐山駅の方が渡月橋や天龍寺などの中心地に近くなります。
もちろん市バスでアクセスする手もありますが、秋の京都は市バスを過信しないほうがいいのは前に説明したとおり。
電車で行けるところはできるだけ電車を利用するのが、秋の京都の賢い立ち回りです。
スタートは渡月橋から
今回は京都駅の近くに宿泊したので、まったく迷いもなく京都駅からJRで嵯峨嵐山駅へ。
ここから15分ほど歩いて、とりあえず嵐山のシンボル「渡月橋」に向かいます。
渡月橋から見た嵐山の紅葉は、まさしく錦秋と呼ぶべき見頃。
あいにくの雨の一日でしたが、山に雲がかかってぼんやりとした嵐山も、これはこれで風情があり。
渡月橋の周辺には桂川に下りる階段があちこちにあるので、川岸に下りて渡月橋ごしに嵐山を見るのが絶好の撮影スポットです。
嵯峨野の竹林を通って常寂光寺へ
嵐山といえば「嵯峨野の竹林」も有名です。
野宮神社から大河内山荘まで、両脇にまっすぐ伸びた竹林がそびえる10分ほどの散歩道。
たくさんの観光客が往来するので写真を撮るのはなかなか難しいものの、根気よく待てばふと往来が途切れる瞬間もあります。
竹林のトンネルを過ぎると、トロッコ嵐山駅から常寂光寺にかけて、今度は紅葉のトンネルが現れます。
常寂光寺は嵐山きっての紅葉の名所なので、もっとわんさか人がいると思ったら、意外と空いていて儲けもの。
落葉はかなり進んでいたものの、境内が散紅葉で真っ赤に染まって、むしろ侘び寂びは増していたように思います。
常寂光寺の詳しいレポートは後日の記事で。
関連記事 嵐山「常寂光寺」で紅葉の絨毯を歩く
天龍寺の借景庭園は必見
常寂光寺から竹林の道を引き返して、嵐山を代表する名刹「天龍寺」へ。
竹林の道の途中にある北門から、境内をショートカットして嵐電嵐山駅前まで戻ってきました。
天龍寺は世界遺産「京都十七寺社」の一つだけあって、さすがに観光客でいっぱい。
紅葉もかなり落葉が進んで「なごり」でしたが、嵐山を借景とした曹源池庭園は、十分感動に値するくらい見ごたえがありました。
こちらも後日、詳しくレポートします。
関連記事 嵐山「天龍寺」借景庭園の発想に脱帽
雨が降ったら嵐山へ
そんなわけで今回の嵐山観光は、9:30に京都駅をスタートしてから、15:00に京都駅に戻ってくるまで、ぴったり半日観光の6時間ほど。
もし晴れていたら早起きして嵯峨野トロッコ列車と保津川下りも予定していたので、そういう意味ではあいにくの雨でしたが、その反面、雨でしっとり濡れた竹林や紅葉の趣もなかなかいいものでした。
むしろ、雨が降ったら、予定を変更しても嵐山に行くのをおすすめしたい。
それくらい、さびさびとした秋の京都の風情をたっぷり味わえました。
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