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Jun
23
2015

豊後国一之宮「西寒多神社」に早朝参拝

大分で一泊した朝は、あいにくの雨。
雨の中、九州ラリーの第7チェックポイント・豊後国一之宮に向かいます。
豊後の国には、柞原八幡宮(ゆすはらはちまんぐう)と、西寒多神社(ささむたじんじゃ)のふたつの一之宮があります。
今回目指すのは、西寒多神社(ささむたじんじゃ)。
一之宮の中ではめずらしい御祭神は、どこかミステリアスで、とても慈悲深い神さまでした。

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石造りのアーチ橋を渡って参拝

西寒多神社の創建は、応神天皇の時代。
社伝によれば、応神天皇9年4月にタケノウチスクネ(武内宿禰)に命じて西寒多山の山頂に社殿を建立したのが始まりとされています。
応神天皇9年は、大体西暦390年代くらい。
今から1600年以上前ということになります。

寒田川と本宮山

西寒多山は、現在は「本宮山」と呼ばれ、境内を流れる寒田川の上流にあり、朝靄に煙っていました。
本宮山には奥宮があります。

万年橋

神社へは、寒田川にかかる「万年橋」を渡って行きます。
この橋は、「太鼓橋」とも呼ばれる石造りの橋で、江戸末期の文久2年(1862年)に造られたもの。
大分県の有形文化財に指定されています。

御祭神は「心の神」

西寒多神社の御祭神は、「西寒多大神」。
アマテラスオオミカミ(天照大神)、ツキヨミノミコト(月読尊)、アメノオシホミミノミコト(天忍穂耳命)を合わせて「西寒多大神」としています。
アメノオシホミミは、天孫ニニギのお父さん。
稲穂の神、農業神として信仰されています。

西寒多神社・拝殿

一之宮の御祭神として珍しいのは、ツキヨミノミコト。
ツキヨミ(ツクヨミ)は、アマテラスの弟であり、スサノオの兄にあたります。
「月読」という名前のように、太陽神アマテラスに対して、夜の神・月の神と言われています。
アマテラス・スサノオというビッグネームの兄弟でありながら、「古事記」「日本書紀」にも少ししか登場せず、謎の多い神さま。
穀物起源の神話に登場するところから農耕神とされたり、月の満ち欠けに関係する暦や占いの神、海の神、若返りの水の神とも言われています。

西寒多神社・拝殿奥

ところが、西寒多神社によれば、ツキヨミは「心の神」「精神安定の神」。
一之宮の神様で、「精神安定の神」なんて初めて。
月が人間の精神に影響を与えるというのは西洋でも古くから言われていますが、日本でも「月の神」は心と関係あるんですね。

樹齢450年の藤の古木

西寒多神社の名物といえば、樹齢450年余りという大きな藤の木。
市指定の天然記念物になっています。
幹の直径は1m、幹周は230mという巨大さです。

西寒多名物の藤の木

藤棚は350㎡もあり、川の対岸まで延びるほどの広さ。
房は長いものは1mにもなるそうです。
5月3日から5日までは藤祭りが催され、神楽の奉納などもあります。
これだけの藤なら、ぜひ満開の時に来てみたいものです。

ハプニング発生

さて、早朝の参拝を終えて、時刻は午前7:30。
御朱印をいただこうと授与所へ行くと、まだ開いていません。
神社の社務所は早朝から開いているところが多いのですが、全然そんな様子がありません。
まあ、長く一之宮めぐりをやってたら、こういうこともあるか。
仕方がないので開くのを待っていると、8:00すぎに管理人さんらしき人が鍵を開けにいらっしゃったので、社務所が開く時間を聞いてみたら、宮司さんが来られるのは9:00とのこと。
あと1時間待ちかあ...。(´・ω・`)
この後も予定がびっしりのラリーストとしては、1時間のロスはかなり痛いものの、仕方ありません。

雨の境内

雨も降っているので境内でのんびりというわけにもいかず、社務所の軒先でたたずんでいると、なんと神社の後援会の会長さんがおられるので、その方が御朱印をくださるとのこと。
会長さんというのは、さきほどからずっと境内で掃き掃除をしていた方でした。
これは、なんという神の思し召し!
きっと、遠く越後の国から来た私たちを、西寒多の神さまと会長さんがあわれに思ったに違いありません。

水の神の川

こうして無事に御朱印をいただくことができ、ラリーは次なる目的地へ向かいます。

寒田川の梅

藤の季節にはまだまだですが、神社の境内を流れる寒田川のほとりには、梅の木が可憐な花を咲かせていました。
このあたりの川は水がきれいで、ホタルやカジカガエルの姿が見られるのだそうです。
若返りの水の神でもあるツキヨミの霊力かもしれません。

豊後国一の宮・西寒多神社に参拝

まとめ 全国一之宮めぐりのすすめ

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