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Aug
04
2015

十日町「貸民家みらい」で古民家ステイ

里山で日本の原風景をのんびり味わいたい。
TOKIOの「DASH村」が大好き。
そんな人にぜひおすすめしたいのが、新潟県十日町市の松代地域にある「貸民家みらい」です。
ここは、使われなくなった古民家を一棟まるごと借りて、いわゆる「古民家ステイ」ができるのです。
サーチライトの父母は、その魅力の虜になり、毎年5月になると仲間と一緒に泊まりに行くほど。
今年はそんな両親に誘われて、家族4人で古民家一泊旅行に行ってきました。

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貸民家みらい1号館

「貸民家みらい」は、十日町市の建築会社「ワカイ測量」が管理する貸し古民家です。
十日町市松代地域の使われなくなった古民家を改装し、1日1組限定で1棟まるごと貸し出してくれます。
チェックインとチェックアウトのときだけ管理人がやってきて、それ以外は素泊まり完全プライベートというシステム。
どんな過ごし方をしようと自由自在です。

貸民家みらい1号館

「貸民家みらい」は今のところ1号館・2号館・3号館・5号館の4棟があり、私たちが予約したのは十日町市蓬平にある1号館。
料金は1棟いくらの計算ではなく、宿泊人数ごとの料金で、今回は1泊1人4,000円でした。
家族4人で16,000円です。

土間から屋内に入る

玄関を入ると土間になっていて、昔のかまどや藁沓などが置いてあります。
もちろん、いくら田舎でも、これらは一種のインテリア。
奥にちゃんとした台所がありますから、ご心配なく。笑。

豪雪地帯の古民家

「貸民家みらい」の1号館は、2階建ての古民家です。
1階は玄関から板の間と囲炉裏の間に、8畳間が3部屋と6畳間が1部屋。
2階は10畳間が1部屋と8畳間が1部屋。
これだけの広さがあるので、人数は20人くらい泊まれそうです。

囲炉裏の間

布団はあちこちに準備されていて、シーツや枕カバーは清潔なものが用意されています。
電気はもちろん使えますし、テレビはBSも入ります。
5月といっても朝晩は冷え込みますが、石油ファンヒーターがあちこちに置いてあるので暖房は万全。
クーラーは無いけど、夏は涼しいのかな?

こんなに太い梁は見たことない

注目したいのは、ケヤキの柱と太い梁。
このあたりは新潟県内でも屈指の豪雪地帯なので、屋根に積もった雪の重さに耐えられるように、家の骨組みは頑丈に作られているんですね。
こんなに立派な木材は、もう日本では簡単には手に入らないのだとか。

黒光りする板の間

ピカピカに黒光りする板の間の床や、すべすべで肌触りの良い囲炉裏の間の床など、確かにこれを解体してしまうのはちょっともったいない。
この貸し古民家サービスは、そうした背景から生まれたもののようです。

水まわりはリフォームしてキレイ

建物そのものは古いものですが、洗面所やトイレなどの水まわりは清潔にリフォームしてあります。

洗面台は3つあるので大人数でも渋滞せず

ドライヤーやタオルはありますが、歯ブラシやひげそりなどの洗面用具は準備が必要です。
また、トイレットペーパーは備え付けですが、ティッシュは用意されていないので1箱持っていくといいでしょう。

ウォシュレット完備のトイレ

トイレは、個室が5つもあり、いずれも水洗でウォシュレット完備。
昔の田舎のおばあちゃん家みたいに、トイレが家の外にあって水洗じゃなかったらどうしようと、シュクルは内心びくびくしていたようですが、そんな心配はまったく杞憂に終わりました。

裏山で山菜採りもできる

すぐ裏にある山は、貸民家みらい1号館に付属している土地なので、なんと山菜が採り放題。
到着して荷物を降ろしたら、サーチライト両親はさっそく裏山へ山菜採りに行きました。

母が採ってきたゼンマイ

今年の十日町は豪雪だったそうで、5月半ばというのにワラビにはまだ早く、ゼンマイの季節だったとか。
サーチライト母は、大きなビニール袋ふたつにたっぷりのゼンマイを収穫してきました。

父が採ってきた山ウド

サーチライト父はウド採りです。
ウド畑といってもいいくらいにウドがたくさんあって、こちらも両手で抱えるくらい大量収穫。
採りたて新鮮な山菜は、そのまま夕食の食材になったり、お土産になったり。
山菜好きにはたまらないオプションです。

ツバメの巣を観察

両親が山菜を採っている間、シュクルは玄関の土間にあったツバメの巣を観察していました。
玄関の中に巣を作るなんて、さすが里山の古民家。
まだ卵は孵っていないようで、お母さんツバメが巣に座って卵を温めています。
人間を怖がる様子はなく、じっと見ているとときどき目が合ったりするとか大はしゃぎ。

卵を守るお母さんツバメ

ツバメをこんなにまじまじと見るのは初めて。
喉と顔が赤くて、くちばしから目にかけて黒い線が入っているのが、笑ってるみたいに見えます。

巣を見守るお父さんツバメ

夜になったらお父さんツバメが帰ってきて、近くの柱に止まってじっと巣を見守っていました。
なんだかいじらしくて、感動。
同じツバメでも、「畜ペン」とは大違い。笑。
元気なヒナが産まれますように。

キッチンで夕食を自炊

16:00になると夕食の支度です。
キッチンは十分な広さがあって、ガス・水道は使い放題。
大容量の冷蔵庫、電子レンジ、炊飯器、トースターもちゃんとあります。
鍋やフライパンなどの調理器具や食器もたくさんあるので、料理するのに不自由はありません。

台所で自炊できる

食材や調味料は自前で調達しなければならないので、自宅から持ってくるか、買出しが必要。
車で10分ほどのところにco-opのスーパーがありますが、品揃えはあまりよくないので、十日町の市街で買出しするのがおすすめです。
私たちは、十日町市の「四季彩館ベジぱーく」というJA直営店であれこれ買い込んでから来ました。

夕食はもちろん山菜パーティー

この日の夕食の献立は、山菜料理と炉辺焼き。
毎年のようにここを訪れている両親が考えたベストメニューです。
山菜は家から持ってきたものに加えて、買出したものと裏山で収穫したものも合わせて数種類。
そこに川魚を合わせれば、古民家ステイを盛り上げるラインナップの完成です。

山菜とアスパラの天ぷら

女性陣は台所で山菜料理作り。
胡麻和え、おひたし、天ぷらと、山菜料理のフルコースです。
裏でさっき採ってきたばかりの山ウドは、柔らかい葉っぱは天ぷらに、茎はスライスして生で。
ベジぱーくで買った産地直送アスパラガスも天ぷらに、ネマガリタケはお味噌汁の具になりました。

囲炉裏で鮎と海老を焼く

一方の男性陣は囲炉裏で鮎と海老を塩焼きします。
囲炉裏はありますが、炭は付属していないので、囲炉裏を使う場合は自前で調達しておく必要があります。
1時間ほどかけてじっくり焼いて、鮎と海老を焼くいい匂いが部屋中に漂って食欲を刺激されたところでいよいよ夕食です。

山菜パーティー

炭火で香ばしく焼き上がった鮎と海老にかじりつきながら、山菜フルコースを堪能。
ここでは新鮮な山菜がたっぷり手に入るので、思う存分食べ放題です。
特に、十日町産アスパラは今ちょうど出荷シーズンなので、根元まで柔らかく、甘みがあって美味しかった。
旬の自然を味わえるのも、山里の古民家ならではの贅沢じゃないかな。

野趣あふれる露天風呂

貸民家みらい1号館には、屋外に風呂の小屋があります。
薪代として1,100円の追加料金を払うと、チェックインの時に管理人が風呂の準備をしてくれて、夕方には露天風呂に入ることができるのです。
これが1号館の最大の魅力といってもいいでしょう。

1号館は露天風呂付き

とはいえ、風呂小屋といってもかなり開放的なものなので、明るいうちに女性が入るのは、かなり勇気がいるかも。
露天風呂は大きな木桶の風呂で、風呂釜はアメリカ製の特別なものだとか。
父によると、水から沸かすのに3時間もかかるそうです。

野趣あふれすぎる露天風呂

洗い場にはシャワーもちゃんとあって、シャンプーも一応置いてありましたが、常備してあるものかどうかは不明なので、石鹸類は準備して行ったほうがいいかもしれません。
ちなみに家の中には内風呂もあるので、野趣あふれすぎる露天風呂に抵抗がある人は、そちらを利用することもできますよ。

満天の星空ウォッチ

この日はよく晴れていたので、夜になると満天の星空が広がっていました。
周囲には民家や街灯があるものの、市街地の光量とは比べ物にならないため、普段は見えない星までよく見えます。
せっかくなので、懐中電灯を片手に天体観測。
星座は北斗七星くらいしかわからないけど。笑。

夜は満天の星空

三脚を設置して星空写真にも挑戦してみましたが、本格的な星景写真の撮り方は不勉強で雰囲気だけ。笑。
こんなことなら、ちゃんと予習してくるんだった。

囲炉裏を囲んで夜食タイム

夕食が早かったので、そうこうしている間に小腹が空いてきました。
せっかく囲炉裏に炭火が入っているので、網でウインナーを焼いて夜食を食べることにします。
夕食の残ったごはんでおにぎりも作りました。
この夜食は、最強。

最強の夜食

翌日は4:00に起床して夜明けの棚田を見に行くので、22:00には就寝。
早寝早起きは里山生活の基本です。

夜明けの棚田を見た後は朝食

無事に4:00に起きれたので、翌朝は車で20分ほどの星峠へ棚田を見に行きました。
「星峠の棚田」は、NHK大河ドラマ「天地人」のオープニングで使われたことで一躍脚光を浴びた棚田。
まだ田植え前の水鏡に朝焼けのオレンジが反射して、心が洗われるような光景でした。

星峠の棚田

棚田の夜明けを見た後は、5:30に古民家に戻って、7:30まで二度寝。
再び起きたら、朝食の準備です。
この日の朝食は、パンとアスパラソテーとウインナーとスクランブルエッグと生野菜と果物の朝食プレート。
こんなに豪華な朝食を食べるのは久しぶりじゃないかな。

豪華な朝食プレート

朝食の片づけを終えたら、布団を上げて、荷物をまとめて、古民家の掃除をして、撤収の準備です。
8:30に管理人が来るので、そこで料金を支払ってチェックアウト手続きは完了。
あとは11:00までに撤収すればOKです。
ゴミは分別してビニール袋に入れておけば、撤収後に管理人が処理してくれるそうです。

心が洗われる日本の原風景

こうして、のんびりしたようで、あっという間だった古民家ステイ。
これは、両親がやみつきになるのも分かります。

里山の風景

虫が苦手とか、極度の潔癖症とか、完全にアーバンライフに慣れきった人には厳しいかもしれませんが、里山に郷愁を覚える人にとっては、うってつけの空間でしょう。
また、「トトロ」のような休日を体験したい親子にもぴったりです。

美人林

十日町市の周辺には、前述の「星峠の棚田」、「ことりっぷ新潟佐渡」の帯表紙に使われている「美人林」、日本三大薬湯「松之山温泉」、「大地の芸術祭」の作品群など、意外に観光名所も多いので、何もなくて退屈ということもありません。
練馬ICから関越道で約3時間と、意外と都心からも近いので、里山の暮らしに憧れる人は、ぜひ一度宿泊してみてください。

HP 貸民家みらい - 古民家の宿新潟

越後まつだい旅行記のまとめ

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