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May
26
2017

国立新美術館でミュシャ展を鑑賞してきた

こんにちは、シュクルです。
先日、日帰りで東京に行ってきました。
お目当ては、国立新美術館で開催されている「ミュシャ展」
シュクルはミュシャが大好きなので、今までも何度かミュシャ展には行ったことがあるのですが、今回は、これまでのミュシャ展とは一味も二味も違う展覧会らしい!
日本初公開の大作が多数来ているのと、一部写真撮影OKな絵があるという情報を得て、これはなんとしても見たいと思い、思い切って行ってきました。
会津旅行記の途中ですが、展示期間が6月5日までと残り少ないため、ミュシャ展の緊急レポートをお送りします。

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チェコの国民的画家・ムハ

日本では「ミュシャ」という名で知られていますが、チェコ語では「ムハ」。
19世紀末のパリで華々しく活躍したミュシャは、アールヌーヴォーの巨匠として様々な作品を生み出します。

プラハのムハ美術館

美しい曲線と華麗な装飾で彩られた女性たちの絵は、たくさんのポスターや装飾パネルとなって花の都パリを飾りました。
50歳の時、アメリカ人の富豪をパトロンに得たムハは、故郷・チェコに帰り、プラハ市民会館の装飾、チェコスロバキア共和国の紙幣や切手など、愛国的な仕事を精力的にこなします。

聖ヴィート大聖堂のステンドグラス

プラハ城の聖ヴィート大聖堂のステンドグラスも、ムハの作です。
プラハの中心にはムハの作品があふれていると言っていいでしょう。

関連記事 聖ヴィート大聖堂のステンドグラス

超大作「スラブ叙事詩」

今回のミュシャ展の目玉は、ミュシャが20年の歳月をかけて完成させた全20作品からなる「スラブ叙事詩」です。
スラブ民族の神話や歴史を描いた「スラブ叙事詩」は、ミュシャのライフワークと言っていいでしょう。
普段はプラハ国立美術館に飾られており、プラハ以外で全作品がそろうのは今回が初めて。
しかも、どの作品も壁画サイズの大きさなので、全作をまとめて見れるのはめったにないチャンスなのです。

今回の目玉は「スラブ叙事詩」

普段よく目にするアールヌーヴォーの女性像とは一味も二味も違ったミュシャの魅力を味わうことができるに違いありません。

国立新美術館は大混雑

そんなわけで、早朝の高速バスに乗って新潟を出発、お昼頃に新宿に到着し、そのまま六本木の国立新美術館へ向かいます。
都営大江戸線六本木駅の7番出口から、徒歩で数分。
ガラス張りのファサードが見えてきました。

新国立美術館

むむむ。
チケット売り場に行列が!
今日は月曜日だし、ミュシャって、ルノワールとかゴッホほどの大家じゃないから大丈夫だろうと油断してた...。

チケット売り場は行列

入場まで20分待ちの表示が。
あとでHPを見たら、ミュシャ展は開幕45日で30万人突破とあったので、大人気なんですね。
しかも、草間彌生展を同時開催してるので、さらに混雑に拍車がかかってたわけです。
15分ほど列に並んでチケット購入。
当日券は1600円です。

チケット購入までは15分くらい

入場待ち20分の表示がありましたが、すんなり中に入れました。

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圧巻の「スラブ叙事詩」

入口を入ると、すぐに「スラブ叙事詩」シリーズの展示があります。
まず、その大きさに圧倒される!
4m~8mの大きさの絵がズラリと並んでいます。
ここまでの大きさの連作となると、なかなかないんじゃないでしょうか。
檀れいさんのイヤホンガイドで、それぞれの絵の見どころを聞きながら回ります。
バックにはスメタナの「わが祖国」が流れ、チェコモード全開。
絵の構図はどれもドラマチックでメッセージ性が強く、「スラブ叙事詩」にかけるミュシャの熱い想いがあふれています。

写真撮影可能エリア

今回の展示のもうひとつの目玉は、一部で写真撮影が可能ということ。
パリの美術館なんかは、写真ばんばん撮り放題ですけど、日本の美術展で写真撮影OKというのはほんとに珍しい。
このエリアは特に人でごったがえしてました。
撮影可能な絵は5枚です。

イヴァンチツェの兄弟団学校

「イヴァンチツェの兄弟団学校」。
聖書をチェコ語に翻訳したイヴァンチツェの兄弟団学校を描いたもの。
チェコ語の聖書は、チェコ語文法の基礎となりました。

盲目の老人と聖書を読む青年

盲目の老人に聖書を読む青年。
かなり近くで写真が撮れるのも、パリ方式です。

ロシアの農奴制廃止

「ロシアの農奴制廃止」。
背景には遠くにかすむクレムリンと聖ワシリイ大聖堂。
手前には、目を見開く女性。

目を見開く女性

この絵を描く前に、ミュシャは実際にロシアを取材旅行しています。
手前の人物の表情が印象的。

聖アトス山

「聖アトス山」。
聖アトス山は、正教会の聖地。
聖母マリアが大きく描かれた幻想的な一枚。

スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナの誓い

「スラヴ菩提樹の下でおこなわれるオムラジナの誓い」。
オムラジナとは、若者たちによる民族運動団体。
若者たちが輪になってスラヴの女神スラヴィアに誓いを立てる場面が描かれています。

ミュシャの娘・ヤロスラヴァがモデル

左手前の女性は、ミュシャの娘・ヤロスラヴァがモデルです。

ミュシャの息子・イージー

右手前の男性は、ミュシャの息子・イージーがモデルとなっています。

スラヴ民族の賛歌

スラヴ叙事詩最後の作品「スラヴ民族の賛歌」。
新しいチェコの自由と独立を表す両手を広げた青年と、後ろから見守るキリスト。
神話の時代、中世、第一次世界大戦と、祖国のために血を流してきたスラヴ独立までの歴史が、この絵一枚の中に描かれています。

歓喜に湧く人々

差し伸べた手が、独立の喜びを表しています。
どの絵も、ミュシャの熱い想いが伝わってくるような力作でした。
今、写真を見返しても、その時受けたインパクトがよみがえってきます。

民族色の濃い展示内容

「スラヴ叙事詩」の他には、パリ万博の「ボスニア・ヘルツェゴビナ館」の展示や、プラハ市民会館の天井画や壁画、スラヴ叙事詩の習作、チェコの紙幣や切手など、民族色の濃い内容になっています。

プラハ市民会館

市民会館は、スメタナホールに行っただけでミュシャの天井画や壁画は見なかったので、今回見れてラッキーでした。
アールヌーヴォー作品は、サラ・ベルナールの一連のポスターや、「四つの芸術」「四つの花」などで、点数は少なめでした。

関連記事 市民会館スメタナホールでプラハの春音楽祭を鑑賞

グッズ売り場は大行列

今回のミュシャ展のお目当てのひとつは、ミュシャグッズ購入です。
プラハでもいろいろ買ったし、これまでのミュシャ展でもたくさん買ってるんですが、やっぱり楽しみ。
しかし、売り場は大混雑!
レジにたどり着くまでに、三重の行列ができています。
グッズを買いたいなら、時間に余裕を持って!
定番の絵葉書やクリアファイル、バッグ、Tシャツなどがありますが、今回の展示同様、「スラヴ叙事詩」がメインになっていました。

今回買ったグッズ

シュクルもクリアファイルを購入。
「スラヴ叙事詩」のグッズは珍しいですね。

クルテクとのコラボ

今回のスペシャル企画は、チェコの国民的キャラクター「もぐらのクルテク」とミュシャとのコラボ。
ミュシャの「四つの花」を持ったクルテクのピンバッチやマグネットです。
売り場には、クルテクのぬいぐるみや絵本もおいてありました。
プラハを思い出して、懐かしかった。

関連記事 もぐらのクルテクと木のおもちゃ

新たなミュシャ、新たな感動

こうして、ミュシャ展鑑賞は終了。
グッズ購入も合わせて大体3時間くらいだったでしょうか。
見応えたっぷりの超大作群で、大満足でした。
それから、写真撮影可というのがまた新鮮!
後で写真を見返したときに、絵を前にした時の感動がよみがえるのがいいですね。
今までのミュシャとは違った新たな一面を見ることができて、とてもエキサイティングな美術展でした。
ミュシャのファンも、そうでない人も、きっと楽しめる美術展だと思います。

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