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Jul
04
2017

めざせ標高2956m!木曽駒ヶ岳山頂へ

千畳敷駅でロープウェイを降りたら、ここからは徒歩で木曽駒ケ岳山頂を目指します。
まずは「乗越浄土(のっこしじょうど)」と呼ばれる地点までカールを登り、そこから中岳を越えて、木曽駒ケ岳山頂までというルート。
目指す木曽駒の山頂は乗越浄土のさらに先にあるので、千畳敷カールからはまだ見えません。
3000m級の山も初なら、峠と峠をつなぐ稜線歩きも初。
初物づくしの木曽駒登山、いよいよ開始です。

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ホテル千畳敷~八丁坂分岐点(30分)

千畳敷駅には、ホテルが隣接しています。
千畳敷カール内は周遊約40分の遊歩道があり、そこだけ回ってまたロープウェイで帰るだけなら登山装備がなくても大丈夫。
カールの中には剣ヶ池という池もあります。

剣ヶ池

これだけダイナミックな自然の景観を眺めながら、ホテルに泊まってカールの遊歩道を歩くだけというのんびり観光もできるし、ちゃんと登山もできるという、おいしい場所ですね。
まずはすべての人がホテル前からの散策道を行きます。

石ででこぼこした散策道

平坦な道ですが、石ででこぼこしているので、遊歩道散策だけの人も歩きやすい靴の方がいいでしょう。
雲のむこうに見えるのは富士山。

遠くに富士山が見えます

絶景を眺めながら歩くこと30分、八丁坂分岐点に到着です。
ここから剣ヶ池に向かう遊歩道と乗越浄土を目指す登山道に分岐する地点です。

八丁坂分岐点

時間があったら剣ヶ池の方も行ってみたかったのですが、ロープウェイに乗るのに予定以上に時間がかかったので、今回はまっすぐ登山道に進みます。

八丁坂分岐点~乗越浄土(45分)

八丁坂分岐点から先は本格的な登山コース。
見た目にも急な坂道が峠までずっと続いています。
登山道は石と丸太で造られた階段状で、石はごつごつしているもののそれほど歩きにくいということはなく、規則正しい階段が続いているわけでもないので、膝がガクガクするということもありません。

登山道

が、しかし。
おかしい。
心臓がバクバクする。
息が苦しい。ていうか、ぐるじい。
息切れとか、そういうレベルじゃない。
なにこれ、シュクルのなにより嫌いなマラソン?
まだ数分歩いただけなのにマラソン状態って、どゆこと?
そうか、高度2,000mを超えた場所の傾斜が急な道だから、心臓への負担が大きいってことなのか。
「坂路の申し子」と言われたミホノブルボンが心肺機能を鍛えられて二冠馬になった理由が、今わかった。
それにしても心臓がばぐばぐでぐるじいいい!
ブルボンがあまりの辛さに動かなくなった時、「ぶったたいても坂を登らせろ!」って言った戸山先生、あんた鬼だ。

千畳敷ホテルを振り返る

振り返ると千畳敷ホテルが見えます。
景色はすばらしいんだけど、心臓は苦しい。
サーチライトから「坂が急な時には最短距離を進もうとしないで、距離は長くなってもいいから登る角度が緩くなるようにジグザグに進むといいよ」と言われて、ゆっくりジグザグに進むことに。
それから、サーチライトからトレッキングポールを借りて、使いながら登ってみました。
おおっ! すごい!
さっきまでの心臓バクバクはかなりおさまったよ。
ありがとう、サーチライト。
それにしても、確か「楽して綺麗な景色が見れて、さらにはほどよく登山の充実感も味わえるという夢みたいな山」って言ってたよね?
「楽して」? 「ほどよく」?
だーまーさーれーたー。

確かに絶景なんですが...

一方、これまでの登山ではシュクルより登りが苦手だったサーチライトはというと...なぜか今回はすいすいと登っていきます。
えー、なんでー!?
実はこの時のサーチライトの体重は58.8kg。
スペインから帰ってきてから続けていた雑炊ダイエットが効果てきめんで、前回の八方尾根に行った時より10kgも減量していたのです!
「体が軽い。こんな幸せな気持ちで登るなんて初めて。もう何も怖くない!」
いやいや、それフラグだから!
首ポローってなっちゃうから!
やめて!

乗越浄土~中岳(30分)

八丁坂分岐点からぜーはー登ること45分後、ようやく乗越浄土に到着。
まずは第一関門クリアです。

乗越浄土(のっこしじょうど)

しばしの休憩をとりつつ、乗越浄土から見渡すアルプスの景観は、まさしく自分の足で登ってきた人にしか味わえないご褒美の光景。
この乗越浄土は、さらに他の山に向かうターミナルステーションのような分岐点になっています。

中岳を目指す

さて、ここからは緩やかなアップダウンが続く稜線歩き。
千畳敷カールからも見えた尖峰・宝剣岳の麓を通過して、中岳の山頂を目指すことになります。
目指す木曽駒の頂はまだ見えません。

宝剣山荘

と、その前に宝剣山荘でトイレ休憩。
中に入るとテーブルがあって、飲み物やお土産を買ったり、200円出せば何も買わなくても休憩できます。
トイレも200円で借りられるので、シュクルのようなトイレが近い人間にはオアシスです。
トイレは数が多くて、安心して使用できました。

振り返ると宝剣岳

宝剣山荘からしばらくは平坦な道が続き、赤い屋根の天狗荘を越えて振り返ると、とんがった宝剣岳がよく見えます。
乗越浄土から宝剣岳に登るルートもあるのですが、鈴木ともこさんの「山登りはじめました」によれば、宝剣岳は「ものすごく危険」で「死が見えた」そうなので、もちろんパス。
怖がりシュクルは一生登ることはないでしょう。ぶるぶる。

ごろごろとした岩場を登っていく

いよいよ中岳の上りに差し掛かると、ごろごろとした岩場が続きます。
もう丸太の階段はなくて、整備されていない岩だらけの道を進んでいきます。
岩の大きさはばらばらで、バランスも不安定。
乗っても大丈夫な岩を探したり、自分の歩幅を考えて自分で足場を選んで進まなきゃいけないので、神経を集中して登っていきます。
こういう道でバランスをとるのに、トレッキングポールがすごく役立ちました。
それにしても、心臓がばくばくするとかいうことがないのはいいんだけど、帰りにこの道を降りてこれるんだろうか。
心配です。

中岳に到達

乗越浄土から30分で、2925mの中岳山頂に到達!
山頂も、ごつごつ岩場です。
シュクルはぐったりして座って休憩タイムでしたが、サーチライトは元気いっぱいで岩の上で記念撮影。
これまでのプラス10kgって、やっぱり体が相当重かったってことなのね...。

サーチライト中岳到達!

あとで写真を見て、ここで「もう何も恐くない」のポーズをしておくべきだったと後悔しきり。
いやいや、それ、フラグだから!
岩の向こうからあの太巻きみたいなやつ来るから。
ダメ!

中岳~木曽駒ケ岳山頂(40分)

中岳の山頂に到達したら、次はいよいよ本丸の木曽駒ケ岳です。
すぐ目の前にどーんと広がる円い山が木曽駒ケ岳。
木曽駒の山頂は近そうだけど、よく見ると、下の山小屋は小さく見えるし、道はやっぱり岩だらけだし、まだまだ先は長そうです。

中岳から木曽駒ケ岳を望む

ここからはいったん下って、また登るという行程。
さっきは帰りの心配してたけど、まだ帰り道じゃないのに、すぐに岩場の下り道を行くことになります。
下りが怖いシュクルは、へっぴり腰になりながら、トレッキングポールに頼って慎重に慎重に下りていきます。

木曽駒ケ岳山頂へ向かう

中岳を下りると、次は木曽駒ケ岳の上りです。
しばらくは、岩はあるものの、そんなに歩きにくくはない道を行きます。

山頂付近はまた岩場

山頂に近くなるにつれて、またごつごつした岩場に。
しかも、かなり急な登り。
でも、ここを登ればいよいよゴールと思うと、足にも力が入ります。

木曽駒ケ岳山頂到達

そして中岳から約40分、ついに木曽駒ヶ岳山頂に到達です!
やったー!
ここが標高2956mです。

木曽駒ヶ嶽神社

山頂には木曽駒ヶ嶽神社の鳥居と社殿が鎮座しています。
建立は1532年とか。
ここまで無事登ってこれました。神様、ありがとうございます。

頂上木曽小屋と木曽前岳

山頂から見る景色は360度すべて山の連なりです。
頂上木曽小屋の向こうに見えるのは木曽前岳。

北アルプス方面

北アルプス方面は雲に覆われていましたが、雲がなければ乗鞍、穂高連峰、槍ヶ岳などが見えるそうです。
こういう景色を見ていると、高い山に来たんだなあと実感。
地球というか大地というか自然というか、そういう大きなものの中にいる感じがひたひたと体全体を満たしていきます。

おやつはアルフォート

ここで用意してきた昼ごはんのコンビニおにぎりと、おやつのアルフォートを食べながら、大自然の空気を満喫。
じっとしていると頂上はさすがに肌寒く、持ってきたシャミースジャケットが役に立ちました。
周囲にはガスコンロでお湯を沸かしてカップヌードルを食べている登山者も。
ああ、いま山でお湯を沸かしたくなる気分がわかった気がする。

しばし山頂を満喫

さて、現在の時刻は13:40。
予定よりは遅れてるものの、15:00くらいに下山して、下呂温泉に到着するのは18:00くらいかな?
この時のサーチライトとシュクルは、この後待ち構える恐ろしい出来事にまだ気づいていませんでした...。

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