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Jul
07
2017

木曽駒からの下山が大変なことになった件

無事に木曽駒ケ岳の山頂までたどり着いたサーチライトとシュクル。
急登では弱音を吐いたシュクルですが、登り切ってしまえば天気は良かったし眺めは絶景だったし、なんだかんだで充実した登山でした。
あとは下呂温泉でゆっくりお湯につかって、飛騨牛を食べて、今日も一日楽しかったね?
いやいや、「お家に着くまでが遠足です」とみんな学校で習ったはず。
体育の日の木曽駒の過酷は、実はここからだったのです。

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下山そのものは90分程度

山頂からの下山は、木曽駒ケ岳→中岳→乗越浄土→八丁坂分岐点→千畳敷駅と、来た道をそっくり引き返すルートです。
中岳には「巻き道」と呼ばれる山頂を通らない迂回ルートもあるのですが、鈴木ともこさんの「山登りはじめました」によると「けっこう危険で初心者にはおすすめしない」ということだったので、私たちは巻き道を使わず、素直に来た道を引き返しました。

氷河で運ばれた岩がごろごろ

ガレ場の下りを怖がっていたシュクルですが、往路の中岳の下りですっかり慣れたせいか、意外にすいすい下りてきました。
ただでさえ下りが苦手なシュクルは、五頭山でも角田山でも下りで尻もちをついていたのに、今回は最後まで尻もちゼロ。
トレッキングポールってホントすごい。

中岳から伊那前岳を望む

結局、登りは2時間以上かかったものの、下りは90分くらいで千畳敷駅に到着しました。
ちなみに下山の写真がほとんどないのは、カメラの電池を充電するのを忘れていて、頂上で電池切れになってしまったから。
しばらく電源を切っておくと少しだけ使えるようになるので、騙しだまし使っています。

ロープウェイの順番待ち2000人!

さて、ロープウェイの千畳敷駅前では、上りの時と同じように、順番待ちの整理券を配っています。
私たちがもらった整理券は白の180番台。
掲示板で改札予定時刻を確認すると、なんと18:15とか!
現在の時刻は15:00すぎですから、ここで3時間待ちという大渋滞です。
さらに掲示板をよく見ると、今は青の整理券の改札が始まったばかりで、このあと赤の改札があって、その後に白。
ひとつの色の整理券は1番から1000番までなので、単純計算で2000人がこの場でロープウェイの順番待ちをしていることになるわけです。
ひょえ~、なにこのTDL状態。

命の水コカコーラと木曽駒ピンバッジ

幸いホテル千畳敷の自販機にコーラがあったので、とりあえず命の水の補給をして、売店で登頂記念に木曽駒のピンバッジを買って...うん、まだまだ2時間以上も待ち時間があるよ。
しかも、このあたりからどんどん気温が下がってきて、外でじっと座って待っているのも辛くなってきました。
「ああ、こういうときのためにダウンベストもあるといいなあ」なんて考えつつ、千畳敷駅の屋内に移動します。

千畳敷駅内は、人・人・人で満杯。
駅の中には椅子がほとんどないので、みな立っていたり、壁によりかかったり、床に座れるほどのスペースもないくらいの混雑ぶりです。
それでも人がたくさんいるので暖かい。
たまたま隣の人と話したところ、深夜の2:00に駐車場に来たら、バスセンターの駐車場はもう満車で、4:30の時点で路線バスは2時間半待ちだったとか。
そういえば、私たちが登り始めた11:00頃には、すでに下りロープウェイの整理券を配っていたわけで、それくらいの時間には下山しておくのが正解だったようです。
しかも、前日までは天気が悪く、この日も北アルプス方面は天気が悪かったので、余計に登山客が木曽駒に集中したのではないかとのこと。
なるほど、それでこんなことになってるわけなんですね。

2台のロープウェイはフル稼働しているものの、なにせ1台で運べるのは60人、待ってるのは2000人以上。
まだまだ先は長い...。
よく見ると、ほとんどが登山客ですが、中には普通にワンピースとかジーンズとか着てるカップルも。
ははあ、ロープウェイに乗って遊歩道散策デートだけに来た人たちね。
それで3時間待ちは辛すぎる...。
でも、まさか標高2612mを徒歩で下山できるわけもなく、他に交通手段もないので、ひたすら待つしかありません。
それにしても、誰ひとり文句も言わず、険悪な空気が流れることもなく、静かに待ってるのは感心してしまう。
こういう時、スクリーンでもあって、映画でもやっててくれたら、みんなで見て2時間くらいはあっという間なのにね。
いや、「八甲田山」とか「クリフハンガー」とかは絶対にやめてね。

まさか木曽駒から夜景を見るとは

することもなく待ってる間に、日はどんどん暮れて、あたりは暗くなってきます。
ああ、山から下界の夜景が見える...。
これはこれでロマンチックな光景なんですが、今はそんな気分になれず、果たして無事に麓までたどりつけるのか不安な中、ひたすら待つこと3時間、ついに整理番号のアナウンスが赤から白に変わると、あちこちから「おおおお~!」と上がるどよめき。
見れば、ぎゅうぎゅうだった駅内も、だいぶ人が少なくなってきました。
待ちに待ったロープウェイになんとか乗れたのは、整理券をもらってから3時間半後。
ああ、これで下山できる!

しらび平駅から菅の台バスセンターへ

ロープウェイに乗ってしまえば、しらび平駅まではあっという間。
到着後はバスに乗って、菅の台バスセンターに向かいます。
バス乗り場がまた行列だったらどうしようかとびくびくしていましたが、幸いバスは次々とやってきて、ほとんど待たずに乗れました。
ようやく麓の駐車場に着いて自分たちの車に戻った時には、すでに19:00を過ぎていました。
考えてみると、行きのバスとロープウェイで3時間、木曽駒登山そのものが4時間、帰りのロープウェイとバスで4時間と、一日の大半を行列に並んで過ごしたわけですが、なにはともあれ無事に下山できてよかった~!

教訓「体育の日の木曽駒は壊れてるのを想定して動こう」

こうしてなんとか木曽駒登山を終えた私たちでしたが、思わぬ大誤算で予定が大幅に遅れることになってしまいました。
振り返ってみると、やはり初動がすでに遅かった。
その皺よせで、下山が悲惨な状況になったわけです。
夜中には駐車場に到着して、朝イチのロープウェイに乗って登山開始、昼には下山くらいのスケジュールで動くのが理想的だった?
とはいえ、朝イチのバスに乗るにも行列だったらしいので、「山登りはじめました」の鈴木さんたちのように、ロープウェイ乗り場のしらび平駅まではタクシーを使ってバス組の先を行くのも賢い選択かもしれません。
いずれにせよ、体育の日の木曽駒は混雑が半端ではないので、それなりの覚悟をもって臨んだほうがいいですよ。

まとめ 体育の日だから木曽駒ヶ岳へ登山に行こう

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