Home / 関東旅行記 / 谷川岳ロープウェイから天神尾根コースで山頂をめざす

Jul
31
2017

谷川岳ロープウェイから天神尾根コースで山頂をめざす

谷川岳にはいくつかの登山コースがありますが、最も一般的なのが「天神尾根コース」です。
谷川岳ロープウェイを利用して一気に標高1300mまで高度を稼ぎ、比較的緩やかな登山道を2時間半ほど歩くと、谷川岳最高点の「オキの耳」に登頂です。
手元のガイドブックによれば、途中に危険な箇所もなく、初心者でも子どもでも手軽に谷川岳登山を楽しめる人気のコースだとか。
もちろん私たちも、この天神尾根コースで谷川岳山頂を目指します。

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谷川岳ロープウェイで天神平登山口へ

新潟を午前4:00に出発して、谷川岳ロープウェイの乗り場がある谷川岳ベースプラザに到着したのは午前6:00過ぎ。
谷川岳ベースプラザは7階建ての建物で、1階から5階までが駐車場、6階はロープウェイの切符売り場窓口やインフォメーションや売店などがあります。

天神平の天気は曇り

谷川岳ロープウェイは冬になると天神平スキー場としても利用されるので、駐車台数も多く、きれいなトイレもたくさんあって安心です。
普段のロープウェイは午前8:00からの営業ですが、ハイシーズンの土日は1時間早い午前7:00からの運行。
私たちが到着した6:00過ぎには、窓口はすでに行列になっていました。

切符売り場は行列

とはいえ、木曽駒の時のように行列で2時間待ちとかいうことはなく、すんなりチケット購入できました。
チケットは往復2060円です。

谷川岳ロープウェイのチケット

ロープウェイ乗り場は7階の連絡通路の先。
木曽駒ロープウェイのトラウマがあるので、また乗るのに何十分も待つのかとドキドキしましたが、1台22人乗りで次々と来るので、ほとんど待つことなくすぐに乗れました。
さすが、バブルのスキー客をさばいていたロープウェイは伊達じゃない。

谷川岳ロープウェイ「フニテル」

ロープウェイの乗車時間は約7分で、天神平まで2400mの距離を一気に上がります。
隣の席には20代の山ガールが2人。
「この前新宿で○○のセールがあって」「型落ちだから安かったよ」みたいな会話が聞こえてきます。
どうやら山グッズのことらしく、会話の端々から山に行き慣れてる様子がわかります。
二人とも派手じゃないさりげない山ルックで、綺麗にメイクしておしゃれ。
こういうの素敵だなあ。
「どーせ汗だくになるし」と思ってUVカットだけしかしてないシュクルとは大違いだ。

ロープウェイ山頂

きれいな山ガールに見とれているうちに、ロープウェイ山頂に到着です。

関連記事 駒ヶ岳ロープウェイで千畳敷カールへ

天神平~熊穴沢避難小屋(50分)

天神平からは、さらに天神峠ペアリフトで標高1502mの天神峠まで行くことができます。
しかし、リフトを使うとかえって遠回りになってしまうらしいので、雨が気になる今回はリフトは利用せず巻き道で登ります。

天神峠ペアリフト

トイレに行ったり準備運動をしたり記念写真を撮ったりして、登山開始は7:56。
第一の目標地点は、熊穴沢避難小屋です。
ガイドブックには「熊穴沢小屋までは比較的緩やかな登山道」と書いてあるので、まずはウォーミングアップ的な気分で出発です。

いよいよ登山開始

しばらくは森の中を整備された道で行きます。
木の階段だったり、段差の無い木道だったり。
うんうん、熊穴沢小屋まではこんな感じで行くんだよね?

森の中の木道

と思ったら、だんだんすごい斜面とか出てきて、なんだか岩々してきました。
岩々の鎖場が出てきたり、木の階段も案外きついし、もう息がハアハアするんですけど?
「比較的緩やかな登山道」なんじゃなかったの?

木段が意外にきつい

ロッククライミンング的な?

クサリ場も登場

そして8:48にようやく熊穴沢避難小屋まで到着。
道中、次々と後ろの登山者に抜かれたので、かなりゆっくりペースで歩いてきたと思っていたら、意外にもコースタイム通りのペースでびっくり。
みんな健脚なんだなあ。

熊穴沢避難小屋

熊穴沢避難小屋はその名の通り避難するためだけの小さな小屋で、中にはテーブルとイスがあるだけ。
みんな中に入らず外で休憩していました。
それにしても、ここまででもう登山した気分十分なんですけど、頂上までの道のりはまだまだ。
無慈悲...。

熊穴沢避難小屋~天狗の留まり場(55分)

熊穴沢避難小屋から先は本格的な登山。
登山道には石が多くなって、明らかに路面の質が変わります。
ロープや鎖の張られた急登もありますし、足の置き場所に悩む岩場などもあって、一歩一歩気が抜けない道が続きます。

ロープを使って登ったり

クサリ場があったり

延々と登りが続く...

確かにここにやってくると、熊穴沢小屋までの登山道が歩きやすかったというのを実感します。
そうか、「比較的」ってそういうこと?
一般的な登山道と比較して緩やかってわけじゃなくて、ルート内の急なところと比較して緩やかっていうことなのかも。
シュクルは登山における「比較的」の意味を学んだ。

山々しい光景

目前の岩場を登るのにもう必死ですが、ふと開けた場所で見渡すと、周りに見える山の連なり。
なんて山々しい。

まだ先は長い

しかし、目の前にはまだまだ長い道が続いています。
遠くには先を行く登山者の姿が。
長い。遠い。キツイ。足疲れる。キツイ!
坂を上るとまた次の坂が現れ、延々と続く登り道に心が折れかけたところで「天狗の留まり場」という場所に到着です。
ここは天狗でさえ休みたくなる絶好の休憩場所だとか。
はいはい、もちろん休みますよ。
そして天空に突き出た岩場を見つけて、いそいそと「もう何も恐くない」のポーズをとるサーチライト。笑。

天狗の留まり場にて

熊穴沢避難小屋からここまでは約55分。
コースタイムからはかなり遅れてしまいましたが、それもやむなし。
そもそも「ヤマノススメ」には、こんなに登りがきついなんて一言も書いてなかったよね?
あおいが「はあ...はあ...」って言ってる1コマがあるだけ。
ひなたのお父さんは「ロープウェイでラクできるし景色もきれいだし」って、いかにも簡単そうに言ってたよね?
だーまーさーれーたー。
なんでシュクルすぐだまされてしまうん?

天狗の留まり場~肩ノ小屋(60分)

天狗の留まり場で長めの休憩をとって、しっかりカロリー補給をした後は、また岩だらけの道を登っていきます。
次に目指すポイントは、肩ノ小屋。

一面の笹原を進む

天狗の留まり場を越えたあたりからは、周りに木がなくなって、緑の笹原が一面に広がります。
登山道も、ガレ場ではあるものの傾斜は「比較的」緩やかになって、一番の難所は越えたようです。

曇ってきた

ただ、このあたりから天気はかなり曇ってきて、パラパラと小雨が降る瞬間も。
幸いまだ雨具が必要なほどではありませんが、濡れた足場が滑りそうなので、慎重に慎重に先へ進みます。

残雪の中を進む

すると、見えてきたのは残雪。
なんと、7月半ばを過ぎているというのに、まだ登山道に雪が残っていて、どうやらこの雪の上を歩いていくようです。
後ろから見るとまるで雪中行軍!
ひえ~! 八甲田山こわい!
ビビるシュクルでしたが、残雪にはちゃんと階段状に道が作られていて、その階段を歩いて行くだけの状態になっていました。
雪の階段はすぐに終わって、しばらく進むと肩ノ小屋が見えてきます。
やった、あと少しだ!

ケルンが見えたらあと少し

そして、10:54に肩ノ小屋に到着。
ふうう。
天狗の留まり場からはコースタイム45分のところ60分かかったけど、むしろわずか15分遅れでここまで登ってきた自分を褒めてあげたい。

肩ノ小屋に到着

肩ノ小屋の外ではたくさんの人が休憩していました。
ガスバーナーでお湯を沸かしてカップヌードルを食べたり、コーヒーを飲んだり、お弁当を食べたり、のんびりムードが漂っています。
でも、悲しいけどここまだ終点じゃないのよね...。

肩ノ小屋~トマの耳(15分)

次の目標ポイントは、いよいよ谷川岳山頂「トマの耳」。
谷川岳は標高がそれほど高くないわりに高山植物がたくさん見られる山だそうで、肩ノ小屋の周りにはたくさんお花が咲いていました。

お花がいっぱい

ガイドブックによれば、肩ノ小屋までくれば山頂まではもうすぐらしいので、もう一度気合を入れて登ること約15分。
意外にあっさりと標高1963m「トマの耳」に到着しました。

「トマの耳」に登頂

山頂はごつごつした岩場。
あいにくちょうど雲に覆われて周りは雲雲だったので、写真も残念ながら眺望ゼロです。

トマの耳~オキの耳(20分)

トマの耳で少しだけ休憩したら、次の目標は標高1977mにあるもうひとつの山頂「オキの耳」。
谷川岳は「双耳峰(そうじほう)」と呼ばれる山頂が二つある山なのです。

トマの耳とオキの耳の分岐

トマの耳からオキの耳へは、頂きから頂きなので、いったん下ってから登る稜線歩きです。
稜線歩きは木曽駒で経験済みですし、ガイドブックによれば10分くらいで着くらしいので、さあ、もう一息!

稜線を行く

しかし、実際に歩いてみると下りも上りもけっこう傾斜が急な稜線を行くので、想像よりずっとタフなコースでした。
これ、10分では到底無理だー。
それでも岩場に苦労しながらなんとか20分後にようやくオキの耳に到着!
やった、やりました~!

谷川岳最高点「オキの耳」に登頂

ここもトマの耳と同じくごつごつの岩場になっています。
たくさんの人が山頂の岩場で写真を撮ったりお弁当を食べたり。
山頂を示す立札は、記念撮影のために軽く列ができてました。
私たちも岩に座ってしばし休憩。
周りを見回すと、可憐な花がいろいろ咲いています。

可憐な高山植物

岩場にも咲いてます

きれいです

ただいま時刻は11:40。
登り始めてから3時間45分で谷川岳登頂ということになったわけですが、それにしても今回は本当に長かったー!
階段あり、岩場あり、鎖場あり、残雪あり、急登あり、アップダウンありで、今までの登山で一番ハードで一番長く感じた登りでした。
でも、まだまだ終わったわけではありません。
無事に下山するまでが山登り。
次回は下山の様子をレポートします。

山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山
山と高原地図 谷川岳 苗場山・武尊山 昭文社 地図 編集部
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