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Nov
01
2017

丹後国一之宮「籠神社」に参拝

「伊勢へ詣らば元伊勢詣れ」
山陰道ラリーの第2チェックポイントは、京都府宮津市にある丹後国一之宮・籠神社(このじんじゃ)です。
日本三景のひとつとして有名な天橋立のすぐ傍らに鎮座する籠神社は、「元伊勢」と呼ばれる格式高い神社。
日本人の総氏神であり、日本全国の神社の中心である伊勢神宮には、内宮にアマテラス(天照大神)が、外宮にトヨウケ(豊受大神)が祭られていますが、籠神社はその両柱の神様に関わりの深い神社です。

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籠神社に参拝する

籠神社に到着したのは10:30。
観光バスも駐車できる広い参拝者駐車場に車を停めます。
入口ゲートで駐車券を渡されて、30分以内の駐車なら無料で、それ以上なら終日700円とのこと。
おそらく神社参拝だけなら無料で、天橋立観光に利用するなら700円ということですね。
この日は平日だったので、駐車場にはまだまだ余裕がありました。

重要文化財の狛犬

境内に入る前に、神門前の狛犬で団体観光客のガイドさんが熱心に説明をしていたので聞き耳ずきん。
なんでもこの狛犬は鎌倉時代に作られたもので、戦国時代には魂の宿った狛犬が天橋立の松林に出現し、参拝者を驚かせていたそうです。
これを聞いた伝説の豪傑・岩見重太郎が、夜待ち構えて一太刀あびせたところ、狛犬の足が切れて、それ以来出現しなくなったという言い伝えがあります。
この狛犬の足の傷はその時のものだとか。

神門より先は撮影禁止

籠神社の社殿は伊勢神宮と同じ唯一神明造り。
また、高欄にしつらえられた五色の座玉は、伊勢神宮と籠神社にしか許されないという特別なものです。
これらのことから、籠神社が格式高い神社であることがうかがえます。
残念ながら神門より先は写真撮影が禁止だったため、ここで紹介することはできませんが、参拝した際はぜひ注目してみてください。

籠神社はなぜ「元伊勢」なのか

籠神社の主祭神はヒコホアカリ(彦火明命)。
もともと籠神社の一帯は「真名井」と呼ばれ、五穀農耕・衣食住の神であるトヨウケが祀られていたとされています。
そこにやってきたのがアマテラス、正確にはアマテラスの御魂である「八咫鏡」です。
日本神話によれば、国譲りの報告を受けたアマテラスは「天孫」ニニギ(邇邇芸命)に「三種の神器」を授けて天降らせます。
三種の神器は皇位のしるしとして代々の天皇に受け継がれていきますが、特に鏡はアマテラスの御魂として特別な意味を持つものでした。
ところが、十代崇神天皇は三種の神器の力の強さを恐れ、鏡と剣を宮中の外に祀ることを命じます。
アマテラスそのものと考えらていた鏡は、崇神天皇の命令を受けた豊鍬入姫命によって、まず大和の笠縫邑(かさぬいむら)に遷され、その次に籠神社に遷されたとされています。
その後、鏡は豊鍬入姫命とともに各地を巡り、最終的に豊鍬入姫命を引き継いだ倭姫命によって伊勢神宮へと遷されます。
伊勢神宮に遷された後、アマテラスは倭姫命の夢枕に立ち、次のように告げます。
「自分一人では寂しく、食事が安らかにできないので、真名井にいるトヨウケを近くに呼んでほしい」
アマテラスが籠神社で過ごした時の食事がよほど楽しかったのか、美味しかったのか、いずれにせよ相変わらずの萌え神様ぶり。笑。
こうしてアマテラスのご指名を受けたトヨウケも、伊勢神宮の外宮に御饌の神として遷されることになりました。

御朱印と神馬御守

もとから祀られていたトヨウケも、一時期祀られていたアマテラスも、いずれも伊勢神宮へと遷ってしまったため、新たに祀られるようになったのが現在の祭神ヒコホアカリです。
ヒコホアカリはアメノホアカリ(天火明命)とも呼ばれ、ニニギの兄にあたる神様。
丹波・丹後地方を開拓した海部家の氏神とされ、また海部家は籠神社の宮司を代々務めてきた家系でもあります(現在の宮司さんは八十二代目とか)。
このように、籠神社はなかなか面白いエピソードを持つ神社です。
なぜ籠神社が「元伊勢」と呼ばれるのかすっきり理解できました。

真名井神社にも参拝

さて、籠神社で御朱印をいただいた後は、奥宮である真名井神社にも参拝してみました。
真名井神社は籠神社から500メートルほどのところにあり、徒歩でも十分に足を延ばせる距離です。
まあ、緩やかな上り坂になっているので、運動不足の私たちには少し難儀でしたが。笑。

真名井神社

先にも書いたとおり、もともとこの一帯は「真名井」と呼ばれ、トヨウケとアマテラスの両柱が祀られていたのは、この真名井神社です。
その後、アマテラスとトヨウケが伊勢に遷り、ヒコホアカリを主祭神とした際に社名を「籠宮」に変えたのだとか。
「籠」はヒコホアカリが竹で編んだ籠舟に乗って龍宮に行った故事に由来するそうです。
龍の狛犬(?)が珍しいですね。

社殿は工事中

ところが、石段を登っていくと、社殿は工事中らしくて白いシートで覆われていました。
脇に小さな仮参拝所がしつらえてあって、そこで参拝はしてきましたが、ちょっと残念。
あと、こちらも社殿周辺は撮影禁止でした。

天の真名井の水

境内には御神水の「天の真名井の水」が湧き出ています。
これはアメノムラクモ(天村雲命)が天上から持ち帰ったとされる水。
前回の出雲大神宮にも「真名井の水」がありましたが、そもそも「真名井」とは水に付けられる最大級の敬称です。
この「天の真名井の水」は縁結びの御利益があるといわれ、俳優の及川光博・壇れい夫妻や、将棋の羽生善治・畠田理恵夫妻も、その御利益にあずかったそうですよ。

時間があれば天橋立神社にも参拝しよう

こうして丹後国一之宮・籠神社の参拝も完了。
手元のガイドブックによれば、今回紹介した籠神社と真名井神社に加え、天橋立神社(橋立明神)に参拝する「天橋立パワースポットめぐり」がひそかなブームなんだとか。
天橋立神社は、天橋立を渡らないと行けないので、時間のない私たちは今回参拝しませんでしたが、三社めぐると縁結びの御利益があるそうなので、時間がある方はぜひ足を運んでみてください。

丹後国一の宮・籠神社に参拝

まとめ 全国一之宮めぐりのすすめ

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